沿革HISTORY
徳川幕府により建てられた回向院を母体とする幼稚園
学校法人清麗学園「両国幼稚園」「原山幼稚園」及び社会福祉法人敬心会「原山保育園」は、江戸時代から350年余の歴史を有する回向院を母体としています。
日本で2番目に古い幼稚園
江戸時代、寺院は「寺小屋」という言葉が示すように教育の場でした。1875年(明治8年)、回向院の境内に両国小学校の前身である「公立江東小学校」が設立されると、1881年(明治14年)には、その隣に東京府が公立幼稚園を設置。芥川龍之介はこの幼稚園に通っていました。彼の随筆“追憶”に「僕は幼稚園に通い出した。幼稚園は名高い回向院の隣の江東小学校の付属である」と書かれています。1876年(明治9年)に設立された東京女子師範学校附属幼稚園(現在のお茶の水女子大学附属幼稚園)に次ぐ、日本で2番目に古い現存する幼稚園です。
関東大震災・第二次世界大戦を乗り越えた女性、初代園長・小林登(と)志(し)
この幼稚園の初代園長が当時20代女性の小林登志でした。1924年(大正12年)関東大震災で園舎が焼失しますが、「有縁・無縁に関わらず、生あるものすべてに仏の慈悲を説くもの」とする仏教的精神を理念に、国の財産である子どもたちへの幼児教育の場「両国幼稚園」を回向院が1925年(大正13年)に再興。第二次世界大戦で園舎が再度焼失しても、1951年(昭和26年)には新しい学制のもと東京都公認幼稚園として復活。1943年(昭和18年)に亡くなるまで長きに渡り、小林登志は園長として、自身の人生をかけて、子どもたちの人間形成の核となるものの育成に取り組みました。
墨田区内で最初の学校法人幼稚園に
両国幼稚園は、1987年(昭和62年)に学校法人に認定されました。学校法人清麗学園として、先人・小林登志より継承した幼稚園教育の質を維持し、発展させるため、日々精進しています。1994年(平成6年)、千葉県印西市に「原山幼稚園」を開園。2園が互いに刺激し合って多彩な活動を行っています。
チェンジ&チャレンジ
学校法人「清麗学園」は幼稚園のほか、2009年(平成21年)、社会福祉法人敬心会「原山保育園」を開園し、近年ニーズの高い認可保育園の運営を始めました。そのノウハウを基に、幼稚園は社会福祉的要素を併せ持った教育施設になりうるかのチャレンジとして、2014年(平成26年)、両国幼稚園は墨田区初で唯一の幼稚園型認定こども園となりました(2022年(令和4年)3月末辞退)。
ONE and ONLY
子どもの教育を最優先に、就労支援でなく両立支援をしたいという考え方にいたり、認定こども園は辞退しましたが、代わりに2022年(令和4年)4月、墨田区が「すみだこども園」を創設。預かり保育を含め充実した教育活動を行う“教育に特化した幼稚園”として認定くださいました。
ネクスト100 YEARS
創立から100年を超え、職員の平均勤続年数は12年と長く、子育てと両立するママさん先生も多く働いています。次の100年も、仕事を持ち、子育てと両立を努力する女性を応援する幼稚園でありつつも、子どもたちが輝ける未来のためにオーセンティック(正統)な幼稚園教育を粛々と実践し続けます。
- 所在地
- 〒130-0026 東京都墨田区両国2-8-10
- アクセス
- JR総武線両国駅西口より徒歩3分
地下鉄大江戸線両国駅より徒歩10分 - 電話番号
- 03-3632-7959
- 所在地
- 〒270-1341 千葉県印西市原山2-1461
- 電話番号
- 0476-47-3485
- 所在地
- 〒270-1337 千葉県印西市草深1177-18
- 電話番号
- 0476-47-6600
- ・社会福祉法人敬心会 定款
・役員の報酬等に関する規程
・重要事項説明書