「3つ子の魂、100まで」と言いますように、幼児期は人間形成の土台を作る重要な時期です。私どもの学園では工夫した独自のカリキュラムのもと、子どもたちの一日一日を充実させ、成長させたいと考え、日々保育にあたっております。基本的生活習慣を習得し自立すると、自信がつきます。その自信があれば、知(あたま)・情意(こころ)・体(からだ)をバランス良く刺激するカリキュラムによって、子どもたちは伸び伸び、生き生き輝き、自分らしさを見つけていくことができます。
自信・自尊心を育てるためには、「私どもがいかに有意義に子どもたちと関わるか」とともに、ご家庭の力が必要不可欠です。私どもは一流の保育者集団ではありますが、子どもたちがご家庭で大好きなご家族とゆっくり過ごす時間に替わることはできません。
保護者の皆様にはお仕事等で忙しい日々のなかとは思いますが、子どもに向き合うことの大切さをご理解のうえ、私どもと協働し、車の両輪の如く、同じ方向に子どもを導き、育てる、パートナーでいていただきたいと考えています。
私は、長年、音楽指導を通じ、子どもに関わっております。音感もそうですが5感や脳は、小学校就学前までに80%は完成してしまいます。海外の調査でも、就学前教育の質によって、将来の非行性に差が生じるという結果が出たそうです。かけがえのない小学校就学前の時間を、誰と、どこで、どう過ごすか。子どもたちの将来を大きく左右する貴重な時間の一部をお預かりしているという強い自覚のもと、私たち学園職員一同、職務に向き合っております。